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台湾・烏來郷へ


この夏、念願だった台湾・烏来(ウーライ)郷にある高砂義勇隊慰霊碑を訪ねた。

滞在中の住処は台北市の中心、南京西路にある柯旅天閣 台北南西(タンゴホテル タイペイ ナンシー)。いわゆるDXビジネスホテルだが、設備、接客共に非常に良く、色々とお世話になったので少し宣伝しておくことにする。
MRT(台北地下鉄)中山站(駅)2番出口を左に折れて1~2分で到着する賑やかで便利な立地。目の前には新光三越南西店があった。欧米や日本からのビジネス客が多いせいか、英語・日本語共に問題なし。台北ナビでも評判は上々なようだ。
近づくと自動で蓋の開くシャワートイレにTV・ジャグジー付きのバス、おまけに電子レンジまで標準で部屋に備わっているホテルはそうそう無いと思う。
Tangoホテル付近(台北市南京西路3號)

さて、烏来までのルートはググると色々出てくるが、代表的なのはMRTで最南端にある新店站まで行き、そこからバス(新店客運)で行くのが一番スマートらしい。次は台北站南側を始発とするバスの烏来行き直通ルート。このバスは新店站から乗るバスと同じである。まぁ平日の昼間だし街中も混むことは無かろう、さらに街の風景をまったりと眺めてみたかったので、後者のルートで行くことにした。
今後、同様なルートで烏来を訪問する方に参考となるよう、写真、地形図(google earth)入りで書いてみる。

ホテルで遅めの朝食を取ってから午前11時頃出発。中山站-台北車站間地下街を抜け、MRT台北車站8番出口で地上に出ると、其処は台北站南側、公園路(図1、2 *図番は図上にマウスをかざす)。出口を左に折れ、公園路を南下すると、すぐに青島西路との三叉路に出る(図3)。青島西路を渡り、すぐに左折して数十メートルほど歩くと、目的の「台北-烏来」(昼間は15分毎で運行)表示のバス停があった(図4、5)。ネット地図やガイドブックで当該バス停を調べると、その場所表示がいまいちあやふやだったので、ここはきちんと載せておく。
図1 8番出口からバス停 図2 公園路
図3 三叉路(公園路)から青島西路をみる 図4 台北-烏来バス停 図5 台北-烏来ルート表示

運の良いことに、すぐに「台北-烏来」表示のバスがやってきた。
運ちゃんに「ウーライ?」と聞くと、すかさず「70エン!!」ときた(日本語じゃん)。
70円とは70元(台湾ドルとも云う=NTD)のことで、日本円にして大体250円である。
料金箱に、調べたとおりの70元を入れて早速乗り込む(乗ったときに料金を払うことを上車収票という、逆は下車収票)。始発で乗った客は筆者一人、ちょっと寂しい。

乗車してから約45分、程良く車内は混み合いながらMRT新店駅に到着した(図6、バス停前の食堂?)。ここで、やはり結構な数の人が乗ってきて立ち客が出始めた。
そこからは緑多き川沿いの山道となり、さらに30分程、揺られて終点の烏来に到着した(トータルで台北市街から75分程度、図7,8)。
図6 MRT新店站バス停前の食堂 図7 烏来(終点)バス停前の駐車場 図8 烏来(バス)終点の様子

烏来のバスストップは駐車場も兼ねており、そこを川沿いに歩いていくと老街(商店街)に続く橋を渡ることになる(図9,10、11)。取り敢えず、老街をスルーしてさらに歩くと、今度はトロッコ駅に続く第二の橋に出る(図12,13)。
図9 烏来は温泉地 図10 老街に続く第一の橋 図11 老街の様子(平日なので閑散)
図12 老街を抜けると第二の橋(覧勝大橋) 図13 橋を渡るとトロッコ駅の表示

ここは台湾ネイティブの一つ、タイアル族の居住区である(図14、やけにでかいタイアル族)。さらに行程は続き、トロッコ(台車)駅と表示してある方向に少し登っていくと駅があった(図15,16)。

50元の乗車料金を払い、乗ってみた。
終点まで僅か5分ほどだが、ミニ「ビックサンダーマウンテン」のようで結構楽しかった(車景をMy@YouTubeにアップしました)。
トロッコ終点を降りて道なりに歩く(図17)。
図14 タイアル族のモニュメント
図15 トロッコ発駅(烏来台車站)の表示 図16 烏来台車站とトロッコ 図17 トロッコ着駅(烏来瀑布站)



そうすると、烏来酋長文化村と云う”お土産物屋兼食堂兼歌舞劇場”に出る。
このお店の前で正面にある烏来瀑布を写真に収めていると、お店から酋長の娘という女性(おばさま)が現れ、日本語でお店の宣伝をされ、パンフレットをくれた。
申し訳ないが、筆者は歌舞(踊り)にもお土産にも興味がない。
もらったパンフレットにも、慰霊碑のことが書いてあったので尋ねてみると、今は例の”慰霊碑に纏わる揉め事”がほぼ円満解決した件で工事中だという。来年の2月に終わります、と言われた。

エッ入れないのか?とは思ったが、取り敢えず行ってみますと言い残して、お店右横の階段をひたすら登る(図18,19)。これが結構辛かったが、普段より、エレベーターを使わず階段で上り下りする習慣が身についているので何とか登りきった。
もう汗だく、台湾は曇っていても非常に蒸し暑い。これがピーカンなら階段登りは殺人的だっただろうなぁと思う。汗がズボンにまとわりつき非常に不快、ハンカチは絞れるくらい。

でもまだまだ・・・登りきったところには舗装路があった(図20)。
これを跨ぎ、またもや階段だ。
今度はそれ程でもなく階段は終わり、またもや舗装路(図21、22)。
図18 酋長文化村横の階段 図19 ひたすら階段を登る
図20 一つめの舗装路
図21 二つめの舗装路(案内板等) 図22 周辺案内の看板

図21、22中にある案内看板の場所から、今度は階段ではなく、蛇行する典型的な山道を登る。
一体全体、どこにあるのよ~と思ったら・・・ありました・・・それらしきモニュメントが。
入口にトラサクらしきものがあり、何やらちょいと下で芝刈りをしてはいたが、普通に入れた。やっとの事で念願の慰霊碑に到着した(図23,24)。

やはり未だ様々なメディアで見たとおり、李登輝元総統による”霊安故郷”の揮毫(きごう)を忌々しい竹が覆っていた(図25~28、My@YouTube)。
図23 慰霊碑入口まであと少し 図24 慰霊碑入口到着
図25 高砂族義勇隊慰霊碑1 図26 高砂族義勇隊慰霊碑2
図27 高砂族義勇隊慰霊碑3 図28 高砂族義勇隊慰霊碑4



例の”揉め事”に対する思いは観るもののスタンスにより様々だろうと思う。
当時、産経新聞の呼びかけに応じて微々たるコントリビューションをしたものとして、こうした行為にはやはり腹が立つし、日台間の絆を切りたい輩(つまりは中共勢力)の分断工作だという側面もまた真だろう。

しかしながら、少し落ち着いて落成式典前後(2006年2月頃)の状況を俯瞰すれば分かるが、我々日本人に押し付けがましさや妙な優越感というか、傲慢さは果たして無かったと言えるのかを考えると、そこには自信がない。
あくまでここは現代の台湾である、もう日本が統治した領域ではないこと、高砂族にも様々な思いがあることを鑑みれば、例え、あの高金素梅(ガオジン・スーメイ)が裏で暗躍したものとしても、彼ら台湾人の当時の判断を断罪する資格は無いだろうと思う。
これは彼ら台湾人の総意としての専権事項であろう。ただし、総意の前にはピュアなと云う形容詞が入るが・・・。

まぁしかし何はともあれ、この度の良い方向での解決には安心した。
きっと、来年には鬱陶しい竹柵も取り払われ、日本のため、そして何よりも台湾のために勇敢に散った高砂族英霊の方々も故郷に安らぐことが叶うだろう(図29)。
図29 霊安故郷

先の終戦の日(敗戦の日とも云う)、筆者は靖國神社で、ここにお供えするものとして靖国桜の入った絵馬型置物と厄除けの御守りを購入させていただいた。
それらを像下にお供えし、ただただ素直に御礼を申し上げた。

あなた方のお蔭で今の台湾、日本の繁栄があり
そして私がこうして此処に存在できることを決して忘れません
本当にありがとうございました

暫くの間、慰霊碑の傍らで休ませていただいた後、来たときと逆の道のりで台北への帰路についた。

以下に烏来周辺のgoogle earth画像を掲載しておきます。
一応、慰霊碑の位置推定はしておきましたが、衛星画像の撮影時期が不明なので確定ではありません(でも多分合ってます)。画像でも明らかですが、もう少し楽にゆっくりと慰霊碑に行くには階段を登るルートではなく、蛇行する舗装路を歩くルートを使った方が良いでしょう。
烏来-トロッコ終点 烏来-タイアル文化村 烏来-慰霊碑から文化村


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