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冷静なる査読者


ほぼ一ヶ月ぶりの更新となります。
先月の終わりから今月初めまで国際会議等で六度目の中国に行ってきました。
今回は北京、西安を周りましたが、いつもと違って北京では初めて青空というものを見ましたし、空港ではぼったくり白タクの兄ちゃんも消え、精神衛生的にも身体的にも、わりと平静に過ごすことが出来ました。

最初、空港に着いた時はいつもの異常な曇天で、霧にむせぶ夜ならいいんですけど、ここは毒霧の都 北京と云うことで覚悟していたところ、強風のせいか、翌る日は今までの北京では見たこともない快晴の青空に吃驚した次第です(あそこは周辺の石炭燃焼が災いして、重金属や硫黄酸化物の濃度が他所に比べて可成り高いと云うデータがあります)。季節のせいでしょうか、夏だとこうはいかないでしょうから、北京五輪で活躍されるアスリート達の体調面が心配ですね。

西安では兵馬俑も行きましたが、それより周辺の異常な開発ぶりに驚きましたよ。五輪を見越してのものでしょうけど、そんなに客 コネーヨ!なんて思ったり、兵馬俑建設に関わった労夫達を生き埋めにして秘密を守ったとか云う非道な始皇帝に中共の原点を見たりとかしました。あんまり言うと、バカウヨは根拠のないデマを飛ばすとか言われますから、この辺りで止めておきましょう(笑)。


さて、映画「南京の真実」についてインデックスページでもお知らせしてありますように、来月14日に東京・九段会館にて三部作の第一部が公開されるようです(私も今のところ行く予定です)。変な連中から有ること無いこと言われてきた、この映画ですけど、公開の運びになったことは本当に良かったと思います。まぁ、しかし公開されてからが、また大変なんでしょうねぇ、やれデマだとか、史実に反するとか、彼らの重箱突きはいつものことですからね。

筋道を弁えた反論なら真摯に対応することは吝かではありませんし、チャンネル桜もきちんと反駁すべしと思います。
しかし、どうも私は彼らの根底に眠る”怨”を感ずるんですね。どうしてそこまで、旧日本軍を悪者にしたがるのか皆目理解できないんですよ。
史実というものは過去に起こった或る事実に対する客観的判定でしょう。しかし、それが戦後、或る意図(主観)を持って一方向だけに進んでしまったように思うわけです。その意図がWGIPなのか、自国民の戦争行為への(または敗戦したことへの)贖罪意識なのかは断定できませんが、少なくとも戦勝国である米国は後者を利用したことだけは確かなことだと思っています。

それはきっと政治、マスコミ、社会科学までもを包括した強大な潜在力を持ってしまったんでしょうね。既に完全な社会基盤になってしまったと言っていいでしょう。
ゆえに、その方向性を変える動きに対して異常に敏感になり、当事者を歴史修正主義者と罵るようになるわけです。修正主義者を「Revisionist」と呼ぶわけですけど、それは「Revision (修正)」本来の好意的意味に使われることはありません。私は自然科学系の論文を書きますが、査読者(レフェリー)に指摘されたことについて当然の如く、「We revised this manuscript according to your opinion.」と書いて修正した原稿を送ります。そうしないとパスしないというのも勿論あります。自然科学は思想性とは関わりのない冷徹な”再現性”の世界です。客観性を欠いた実験結果や結論は大抵の場合、見透かされます。だから修正をするんですね。

社会科学分野でも当然、サイエンスですから客観性を重要視することは分かっています。しかしながら、とくに歴史学では本当に客観性に立脚した判断を常に行っているのかという疑問を、私はもっています。これは歴史学者に対して非常に失礼なことかもしれないけれど、本当に上述した強大な潜在力に呑み込まれてないか、本当に一方的な情報のみに依拠してないか、どう判断しているんだろうか?疑問なんです。

”歴史学が何たるかを知らない馬鹿が何をほざくか!”と言われるのは別に構わないんですけどね、でも本当に貴方たちは我々とは違う方向性(主観)でもって判断などしていないと誓えるんですか?と問いたいところです。
こういう場合、どちらにも偏らない冷徹な判定の出来る「査読者」っているんでしょうか。
どうも、この手の議論を観ていると、冷静なる査読者などいないのではと、思ってしまうのは私だけではないでしょう。

だからこそ、真摯に、冷静に映画「南京の真実」が描く歴史観や史実判定を見て欲しいと思うわけです。


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