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The Menagerie(実験動物園)


今年は靖国参拝を先に行い、身内の墓参りは後回しとなってしまいました。
父方の実家での出来事。
父方の祖母は今年で百と四つになりますが、百を越えた辺りから認知症となり、孫の筆者は勿論のこと、息子である父さえ判別できません。
幸い、体自体は明治女だけあって可成り健常なので下の世話などの重労働は免れているものの、何時も世話を為さる叔母(父の兄嫁)の苦労には頭の下がる思いがします。

祖母は既に現実の世界ではなく、幻想の世界に生きているように見えます。意味不明なことを喋りますが、彼女の脳内ではきっとそれが現実なのでしょう。
結構、楽しそうなんですね。

それを見ていて、スタートレックの1エピソード、”The Menagerie(実験動物園)”を思い起こしてしまいました。
詳細は下のリンクをご覧いただくとして、要約すれば、”事故で大怪我を負い生ける屍となったエンタープライズ前船長(クリストファー・パイク)を、自由自在に幻想を作り出す能力のある種族の住む惑星に連れて行き、望みのない現実の世界から幸せな幻想世界に生きる選択肢を与える”お話です。

このお話では、パイク前船長は幻想に生きる選択を行うのですが、筆者の祖母も、まるでこの種族(タロス人)の幻術に掛けられたかのように幸せに見えました。

無論、認知症の現実はもっと悲惨であることは承知しておりますし、世話をする方々にとっては馬鹿な例えは迷惑なことでしょう。

しかし、祖母の見ている幻想は本人にとって、それ程不幸に見えないことは身内である筆者には唯一の救いでした。
祖母が後どれだけ、この幻想の世界に生きるのかは神のみぞ知ることです。
つい、せめてもう少しだけでも・・・と思ってしまいます。

さて、筆者の場合、神はどの様な選択肢を用意してくれているのでしょうか?
そんなことを考える年になってしまいました。

月末までに一報、仕上げねばなりません。次の更新は多分、9月に入ってからになりそうです。あーぁ、本当に現実逃避したくなってきた。


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The Menagerie, Part 1 / タロス星の幻怪人 前編
The Menagerie, Part 2 / タロス星の幻怪人 後編

この実験動物園と云うエピソードは1967年度のヒューゴ賞(SF文学界では有名なアワード)を受賞しているほどの評価の高いストーリーで、実際に筆者にとっても印象に残る、哲学的かつ味わい深い作品に仕上がっています。
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