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中共の対日戦略に翻弄される?安倍政権


安倍総理は確かに聞き分けが良すぎますね。小泉前総理が余りに従来の政治家像からかけ離れた人だっただけに強調されてしまった感もありますが、ここにきてそのウィークポイントから様々な問題が噴出し、今や左派だけでなく右派からも叩かれ始めています。実際に筆者もよく批判するようになりました。

もう少し様子見をしようとする向きを否定する気はありませんが、本来の政策をやろうとしたときに、時すでに遅しでは何の意味もありません。工作や戦略というものは一気に完成するものではないですから、最初から細心の注意を払ってもらわねば困ることになります。
最も懸念される政策の一つは、やはり対中案件でしょう。小泉前総理が靖国参拝問題で、とにかく周りの親中派・媚中派に耳を貸さず意地でも我を通したことは、そのディスオーダーな思想性向とは別に十分、評価に値すると思ってます。
このことは、立ち読みで読んだ週刊新潮 12/28号の「王毅大使の「勝利宣言」安倍総理は「中国の対日工作」に嵌められた!」にも述べられていました。sintyou1228.jpg

中共に限らず、外交工作の基本はとにかく相手側に自国に有利な内部攪乱を誘起させることでしょう。その最も有効な手法は当該国に自国に対してシンパシーや隷属性をもつ人間を増やすことです。
その点、日本国内には中共親派が政界、報道界、教育界を問わず、ありとあらゆるところにいますので、小泉時代前までは非常に組みし易かったことは想像に難くありません。

ところが、小泉前総理は独断専行型の政治家であるため、そういった中共親派の言い分や言論を聞き入れることがなく、中共は相当に困ったそうです。
表向きは中共親派がネガティブノイズを撒き散らすために対中路線が上手く行ってないように見えていただけであって、実質的に何か対中関連で困ったことが起きたかというと、あからさまな対日デモくらいしか見当たらないのが本当のところでしょう。

困っていたのは中共であって、日本ではなかったことは日本の保守派における共通認識でしょうね。対日戦略の狙いが可成り後退していた中共はむしろ、制御し易い安倍氏に一刻も早く総理になってもらいたかったと思われます。
中共の対日戦略の狙いが何を指すのかは、大紀元の時事評論員・陳破暇氏が以下のように述べております(中共の対日戦略、自国民を欺く「靖国問題」から引用)。



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靖国神社はただ1つの表看板に過ぎない。対外的には、中共が問題にしているのは、主に日台親善関係及び、日米安保条約が台湾問題を共通戦略目標に入れていることである。

国内では、中共はナショナリズムの看板をあげて、反日感情を煽ることをもって愛国心を発揚し民意をまとめようとしている。実際には、中国国内の対立は非常に敏感で、民衆抗争は非常に多く、中共政権は噴火口の上に座っているようなものだ。

それゆえ中共当局は、反日のような時事問題を捏造し、メディアと民衆の視線を逸らせ国内の危機を回避しようとしている。

概ね陳氏の言われる通りだと思います。
中共や国内左派のよく云う、「中国人民の心を深く傷付ける」なんてセンチメンタリズムはこれぽっちも無いでしょう。戦争未亡人じゃあるまいし、そんな慎み深い連中が当時の日本軍を遙かに超える愚行をチベットや東トルキスタンでやるわけがありませんから。

更なる中共の狙い

新潮同号によると、今、中共が対日戦略の停滞で非常に困っていることは環境問題の悪化に関する案件だそうです。
以前にもエントリーしたことがあるのですが、確かに中共の環境汚染対策は日本のそれより圧倒的に遅れております。中共は何故か発展途上国として「京都議定書におけるCO2排出規制」の対象から外されているのを好いことに、尋常でない経済発展に伴った環境汚染の愚を犯し続けております。

筆者は環境計量士や公害防止管理者(水質・大気)の資格を持っておりますが、中共の公害程度はその時に勉強した30年前の日本以上に深刻です。筆者も中国にはよく行くんですけど、どの都市に行っても、まともに澄んだ空を見たことがありません。最初は北京だけだと思ったりもしましたが、長春、哈爾浜(ハルピン)、上海、成都、厦門(アモイ)、みんな程度の差こそあれ、日本のような美しい空は拝めませんでした。
勿論、特有の黄砂の影響もあるようですけど、可成り大気汚染が進んでいることは明らかです。水質汚染については云うに及ばずでしょう。
最近の中共における環境汚染については以下のレポートがありますので、宜しければお読みになって下さい。

中国の環境問題の現状と対応策
中国の環境汚染状況、経済発展による汚染が深刻

こうした環境汚染が中共発展に対する最大の阻害要因になっていることは明白です。
ゆえに、日本の高度な環境対策技術を喉から手が出るほど欲している中共にとっては、以前のような隷属的な経済協力と日本国内の対中世論の緩和が必要となるわけで、そのためには日本と融和すると見せ掛けて実は能動的に制御する工作を安倍政権に仕掛けたのが、あの日中首脳会談だったと云うことらしいです。

まぁ十分有り得る推測でしょう、何せ、二階に河野に山拓、古賀、中川(カバ)といった自民似非リベラルetc.、オガミヤ面々、果ては民主の小沢までが中共の軍門に下ってますので、工作部隊に困ることは無いわけですから。
事実、対中円借款の新規供与は2009年度以降も環境対策に限っては継続なんてふざけた政策を発表してますしね(対中円借款:環境対策は09年度以降も継続を 若林環境相)。
以前、何処かのブログで中共サマサマ信者さんが、これは借金なんですけど!なんて惚けたことを言ってましたけど、返済しなけりゃくれてやったも同然ですし、世界一の外貨準備高を誇る天下の中共が何で?手前の金で決済しないのかを考えたら、この政策が如何に隷属的なものかが分かろうというものです。

新潮さんが云うように、中共は安倍総理を舐めているのでしょう。
今までは対中感情が悪化することを恐れて掲載されなかった(中共の云う)南京大虐殺を12年ぶり?に中共が教科書に復活させるようなことが同誌に書いてありました。
と云うことで、昨今の南京に関するブラックプロパガンダ(映画、体験者?の来日等々)の流行はそうした工作、つまり安倍政権が中共に制御されだしたサインなのではないでしょうか?

結論として、やはり安倍総理は取り巻きに惑わされることなく、すぐにでも持てる全ての信念を発揮するべきだと思います。今のままでは、来年の参院選はおそらく敗北します。
座して死を待つか、それとも戦って死ぬのかを考えたら、どちらの勝機が高いかは自ずと分かるはずなんですけどね。



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