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こんなものがパブリック・ディプロマシーですか?


予想通り、総務省の映像国際放送検討委員会はTV国際放送への命令放送の適用に反対したらしい。確かにこの命令放送の効果を考えると・・・つまり短波の広汎性が北朝鮮に囚われの身となっている方々に届く可能性では、より被害者に伝わりにくい映像媒体は不利になることは分かっています。
だったら、何故?、そういうまだ納得できる意見でもって適用不可の結論が出ないのか?、理解が出来ません。
尤も、以下の記事ではその理由は明記されてはいません。しかし、バカの一つ覚えのように「編集権の独立」を云ってるところを見るにつけ、何が理由かはおおよそ推察できるというものです。

放送命令:TV国際放送では避けるべきだ 総務省検討委 

総務省の映像国際放送検討委員会は24日、新しいテレビ国際放送のあり方について中間とりまとめを行い、短波ラジオ国際放送に対して出された命令放送の適用を避けるべきだとする意見を盛り込んだ。

 菅義偉総務相は10月の衆院総務委員会で、テレビ国際放送についても指定事項の放送を命令し得るとの認識を示していた。検討委では、現行のNHK国際放送に対する命令を、新たな映像国際放送に適用するのは避けるべきだとする意見が大勢を占めた。さらに、「事業安定のため、国費投入は不可欠」とする一方で、編集権の独立を両立させることが難しい点も指摘。編集権に配慮した制度設計を求めた。

 中間とりまとめではこのほか、09年4月のスタートを目指して、運営会社となるNHKの子会社を新設する▽財源は民間支援・広告収入・国費とすることなどで一致。来年3月に最終報告をまとめる。

 検討委は、NHK改革の一環として政府・与党が国際放送強化を打ち出したことを受け、設置された。


そこで、ちょっとこの映像国際放送検討委員会とやらを調べてみた結果が、上のコメントになった次第です。
まず、この委員会の委員構成です(「映像国際放送の在り方に関する検討委員会」構成員一覧、pdfです)。日本の国益よりも中共・南朝鮮の国益が大事な?寺島実郎氏や先日も命令放送に否定的な発言をしていた民放のお歴々等、如何にもな連中が顔を並べていることです。こう云うのを有識者というらしいですが、どうせなら、もうちょっと良識者で構成して貰えないですかね。
この種の有識者はどうしても利益代表者とダブってしまうことが多いので、構成員を選ぶ段階で結果を誘導できてしまう怖れがあるのが問題ですね。命令放送を議題に乗せる予定ならば、そちらの利益代表者である特定失踪者問題調査会代表の荒木氏を呼ぶなりしないと公平ではないと思います。

第4回 議事要旨を観ると、命令放送に関する意見として以下のものがありました。

民放が参加するための環境整備を考えた場合、命令放送を含めて、編成権、編集権の独立をどう確保、担保するかというのは大きな問題。

命令放送の件について、イギリスのパブリック・ディプロマシーの説明を見ると、編集権の独立はBBCにとって極めて重要なことであって、その部分には必ず配慮する、必要な場合、関係の閣僚がある特定の放送をするよう要請できると書いてあるが、日本の放送法のように「命じる」というあからさまな言葉ではない。命令という言葉は、何となくお上が放送機関に強く命令しているイメージで、日本にとって得なことではないという感じがする。


また、第二回及び第三回議事要旨には、それぞれ以下のような意見が出ているようです。

(第2回)議事要旨

編集権の独立は重要。靖国、竹島、拉致といった問題をどのようにバランス良く伝えるかは難しい課題。また、目的については極端に特化する、例えば観光客を大幅にアップすること等にしてもいいのではないか。

(第3回会合)議事概要(案)

我々が議論している放送は、外国人には多分興味のないものであって、現時点ニーズがないことから、ただ単に電波を流しても見てはもらえない。そういう前提で、相当精力的にかなり魅力的な番組作りが必要。
その際、制作サイドのパッション、インセンティブが絶対必要で、そのためには、見てもらいたいドラマの具体的内容や、観光客誘致等、番組制作の明確な目的が設定されれば非常に作りやすい。ただし、「冬ソナ」に見られるように、観光客誘致は番組の副次的効果という側面があることに留意すべき。


拉致問題の存在しないイギリスのパブリック・ディプロマシー(対市民外交、広報外交)を引用して命令放送を批判しても意味がないですよ。今の日本のパブリック・ディプロマシーを云うのならば、拉致問題は国際社会に向けて解決するべき最優先事項でしょうが!、間違ってますか?
筆者はマスメディアのこういった傲慢さが我慢なりません、拉致問題の解決が特定の思想性に属するなんてのは言い訳以外の何者でもありません。

今、これを書いている間にも、NHKは北朝鮮に融和姿勢をとる韓国を如実に擁護するクソ番組(Nスペ、対北朝鮮なぜ圧力より対話か)を垂れ流してますので、ついつい言葉がきつくなってしまいます。NHKには、北が対話を単なる時間稼ぎとしか思ってない事実が見えてないのか、見ようとしないのか、日本への恫喝度数がアップするというのに何をトチ狂ってるんだろうか。
こんなものが放送の公平性だと思っているNHKには”恥”という概念がないのか、喧嘩売ってますよ、ホントに。



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まぁ気を取り直して・・・
以前のエントリーで何度も述べてますが、この命令放送の本質(目的)は拉致問題の解決です。メディアは解決に向けた努力を手伝いなさいと言ってるんですよ。編集権の独立性には口を出さないと明言しているというのはそう云うことです。
にも拘わらず、未だ編集権の問題にすり替えて命令を批判する意図は何だよ?と聞きたい気分です。手伝うことすら拒否する姿勢は理解できません。誰もその面から意見を言った形跡がないのは、この検討委の偏向性を物語ってます。

この検討委が新たに設置する国際放送に関するシステム上の検討を行うのに特化した組織であることは分かっています。
だから、そこまで踏み込んだ意見はそぐわないと・・・でもね、
上の二回目や三回目の意見を観ると、設置目的に「観光客を大幅にアップする」だの、冬ソナだの、可成り低レベルな議論をしているのはどういう領分なんだろうか?
国費を拒否して民営放送のみに専念するつもりなら分かりますが、仮にも国費を分捕ろうというのならば観光誘致なんかより拉致問題の方が重要でしょうが。
時系列的にこの頃はまだ命令放送の件が俎上に上がってなかったとはいえ、第4回の頓珍漢な批判を観るつけ、この検討委のお粗末さがよく分かります。

民放も含めて、マスメディアはこの拉致に関する命令放送の本質は何処にあるのかを、もう一度よく考えてもらいたいと思います。
というかメディアはネット世論をチェックしているはずです、馬鹿にしたり、無視をしないで、真摯に批判に向き合ってください。



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