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皇室典範改正について中間報告(自民党内閣部会)


今年の2月から始まった皇室典範改正に関する自民党内閣部会が去る5/26で7回目を数え,以下に沿った中間報告を出すという.
皇室典範改正、自民は両論併記

自民党内閣部会は2日、皇室典範改正について「女性・女系天皇の容認」と「男系維持」の両論を併記した報告書をまとめることを決めた。
18日に会期末を迎える通常国会中に作成する。政府は女性・女系天皇を容認する改正案を今国会に提出する方針だったが、断念。同部会も一定の方向性を出さずに、両論併記の報告書を改正論議のたたき台としたい考えだ。  2月から計7回、勉強会を実施。
小泉首相の私的諮問機関がまとめた、女性・女系天皇を容認する報告書について意見交換したほか、容認派と男系維持派双方の識者から話を聞いた。容認派と維持派、それぞれを支持する意見が出たため、両論を併記することにした。 
木村勉部会長が2日の部会で、こうした方針を踏まえた「皇位継承のあり方に関する議論の中間的な整理」の素案を示した。18日に会期末を迎える通常国会中に素案の文言を修正、報告書をまとめることも確認した。
 素案は皇位継承制度について、(1)旧皇族復帰などで男系男子を維持(2)女性・女系天皇を容認――という「大別すると二通りの考え方が明らかにされた」と指摘。同時に「合意形成は必ずしも容易ではない。大方の意見は、安定的な皇位継承を維持していくためには、制度の見直しが必要と認めており、引き続き党内で検討を進める必要がある」と結論づけた。
 女性・女系容認論では天皇の地位について「正統性が揺らぐことはない」と説明。一方、男系維持論では、旧皇族の復帰について「皇室会議が年齢、経歴などの事情を考慮し、皇族にふさわしい方を選定すればよい」とし、「国民の理解は二次的な問題」とした。

元々は女系容認で突っ切る予定だったのに,紀子妃殿下のご懐妊でそれが大幅に狂ってしまい,仕方なく形ばかりの部会を開いて女系合意の方向性を打ち出そうとしていたのではないか?
しかし思いの外,男系存続の意見が強かったので無視できず,「合意形成は必ずしも容易ではない。大方の意見は、安定的な皇位継承を維持していくためには、制度の見直しが必要と認めており」という何となく女系容認を匂わす愚文を入れて,両論併記したといったところか.このソースには中間報告の提出先は記されていないが,相手はあの中川秀直政調会長である.取扱方が分かろうというものだ.”帝国愁報”さんでも採り上げておられたが共謀罪法案と同様,焦りすぎの感があり,流れをよく見極めねばならない.



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ところで,この節目になった7回目の部会はゲストスピーカーが女系容認派の所功氏(京都産業大教授).
これについて,日本政策研究センターが以下のように評論している.
男系継承を「中国流」と言うおかしなレトリック 自民党内閣部会・第7回勉強会

去る5月26日、皇室典範問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第7回目)が開かれ、女系容認の立場から、所功京都産業大学教授が意見を述べた。所氏は、男系継承の伝統は中国流「父系絶対」の規範化であるとの見解を示す一方、古来の日本には「母性尊重の遺風」があるなどとして、女系天皇を容認すべきだと主張。他方、皇室典範改正の手続論として、皇族の意見を充分聞くためにも、「皇室会議」の機能を明確に位置付けるべきことを提案し、皇族の考えを無視した形での改正法案の提出には、事実上反対の姿勢を示した。以下、関係者への取材に基づいて所氏の主張を紹介しつつ、簡単に反論を加えておきたい。
 まず所氏は、「できれば男子の継承が望ましいが、男子の継承者がいなくなった場合、女性も皇位を継承できるようにしておくことが必要」と述べた上で、女系天皇容認の論拠として、主に次のような指摘を行った。 「男系継承の伝統は、父系重視の中国の慣習が規範化されたものと考えられるが、しかし日本には古来、母性尊重の遺風があった」「明治時代に『国憲按』『皇室制規』などが試作されたが、その段階では男帝・男系を原則としながらも、女帝・女系も容認していた」「昭和29年に自民党の前身である自由党が憲法調査委員会でまとめた『日本国憲法改正案要綱案』には、女子の天皇を認めるとする皇室典範改正案が盛り込まれていた」
 しかし、こうした指摘は、国民を煙に巻くためのレトリックと言うほかない。
まず、男系継承の伝統をあたかも中国の慣習の模倣であったかのように説くけれども、中国からの文物の摂取において、わが国は主体的に取捨選択し、独自のアレンジを施してきたことは周知の通りである。所氏の主張は男系継承の皇室伝統を「相対化」するための詭弁としか思えない。
また、明治になって、女系天皇容認の考えが一時期浮上したのは確かだとしても、重要なのは、むしろ最終的にそれが否定されたという事実である。そこには当然、わが国の歴史・伝統を踏まえた先人の叡智・判断があったのである。所氏の主張は、そうした先人の判断を軽視し、本末転倒の議論を展開していると言うべきだろう。
さらに、かつての自由党の女帝容認の典範改正案は、果たして女系天皇までをも容認するものと言えるのかどうか疑問である。 いずれにしても、所氏が挙げた論拠は、125代にわたり例外なく貫かれてきた男系継承という皇室伝統の「革命的変革」を正当化するものとは到底言えない。 
なお、今回の勉強会で所氏は、皇室典範には改正規定がないことを指摘し、皇族の意見を聞くためにも、「この典範を改正するには皇室会議の議を経る」との一項を付け加えるべきことを提案した。皇族の意見を無視した形で女系容認の典範改正が進められようとしていたことに対して、女系容認論者の中からも反対意見が出たことは注目される。
 ところで、自民党内閣部会は次回、勉強会の「中間整理」を出す予定だという。しかし、これまで7回の勉強会を振り返ってみると、皇室典範に関する有識者会議や政府官僚の線に沿った議論が多かったことは、これまで報道してきた通りである。要注意!

所氏はいつも,出来れば男系が望ましいと言いながら,その後に延々と女系を推進する言説を述べられる.男系存続を希望するのなら,まずその諸策の可能性を述べるのが筋であろう.
「中国流」と言えば,それがネガティブに捉えられることを知っていて意図的に表現している.まさにレトリックだ.中国に男系尊重の慣習が有ろうと無かろうと,それを吸収して独自の継承方法を考案してきたのは他ならぬ日本である.また,古代日本が母性を尊重していたからこそ,過酷な祭祀を取り扱う天皇は男子が担当してきたのだという考察が抜け落ちているのではないか.いずれにしても,この所氏,大家の割りには女系を推進したいがために筆者のようなド素人でも見抜ける詭弁を弄するとは・・・まさしく「必死だな」が適切な表現であろう.
最近の所氏が如何に必死かは”竹田恒泰日記”の”所功氏との対決、他”や”所功氏関連、東京財団で講演”をご覧いただきたい.
こうした動きは引用文にもあるように,我々,男系存続派にとって要注意!事項である.

日本政策研究センターには上を含めて第1~6回までの内閣部会に関する評論があります(皇位継承問題 アーカイブス).


~参考エントリー~
日本の心を育むネットワーク-”皇室典範問題で第8回自民党内閣部会「中間整理」素案を提示!
徒然雑記-”第8回勉強会・中間整理に疑問 ~皇室典範改正法案~
帝國愁報-”第82号 共謀罪の次は皇室か
日本の傳統(伝統)を守らう!-”皇室典範改正めぐる中間整理素案
冬時間の風景-”ただルールということではなく



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《 旧宮家復籍キャンペーンについて 》
拙ブログをご覧いただいている皆様方におかれましては既にご存じのこととは思いますが,「Let's Blow! 毒吐き@てっく」様の呼びかけにより,有志一同が昨今の皇室典範問題を鑑み,”旧宮家復籍キャンペーン”を行う予定であります.これにはすでに50名以上の心ある有志の方々が賛同,ご助力を願い出ておられます.
世界に類例のない万世一系の日本の皇統を護持するためには旧宮家の皇籍復帰が不可欠です.我々のような名も無き人間が皇統のすばらしさを広く世の中にお知らせするには草の根で地道に活動する以外に方法はありません.
広報・啓蒙活動はフラッシュムービーストリーム動画等を使って,それを皆様にご覧いただき,お考えになっていただくというスタイルを取る予定と聞いております.
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皇室典範改正について中間報告(自民党内閣部会) from もののふのこころ
皇室典範問題で第8回自民党内閣部会「中間整理」素案を提示! from 日本の心を育むネットワーク 2006/06/04 01:59 AM
■皇室典範問題で     第8回自民党内閣部会           「中間整理」素案を提示!■★両論併記の「中間整理」素案に...
第82号 共謀罪の次は皇室か from 帝國愁報 2006/06/04 08:54 AM
会期中に中間報告書をまとめると言う記事が目に入った。これは、共謀罪のときと同じ手口で、皇室に手を出そうとする不遜なる逆賊の意図であろう。
皇室典範改正で両論併記の報告書に抗議−自民党内閣部会出席の多数男系維持議員 from 草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN 2006/06/04 09:32 AM
6月2日(金)、午前8時より自民党内閣部会が約50名議員の出席のもと開かれ、皇室典範改正問題に関して男系継承維持、女系容認の両論を併記した「皇位継承制度の...
第8回勉強会・中間整理に疑問 ~皇室典範改正法案~ from 徒然雑記 2006/06/04 09:44 AM
自民党勉強会第8回にて「中間整理」が出ました。しかし…凄い事になってます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~...
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皇室典範改定問題 自民党内閣部会、両論併記の中間整理案を了承! from 日本の心を育むネットワーク 2006/06/14 12:40 PM
●☆★皇室典範改定問題 自民党内閣部会、   両論併記の中間整理案を了承        「男系継承維持が望ましい」が       ...
自民党 皇室典範改定の勉強会(7) from 思うて学ばざれば則ち殆し 2006/06/21 10:21 AM
 最近はブログの更新をサボっていますが、その間に皇室典範問題に関する自民党内閣部会の、第7・8・9回の勉強会が行われていました。この問題に関する報道はチェ...

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