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拉致問題での日韓連携は慎重に

28日の「国民大集会」にお出かけになった方々,ご苦労様で御座いました.
次の大規模集会は是非とも「被害者奪還大祝勝会」となるようにと,誰しもきっと思っているに違いないでしょう.
NHKやTBSが可成りの時間を割いて集会を報道してましたね.特に,TBSは以前の集会を「あれはナショナリズムの集会だから」といって報道すらしなかったんですがね(批判を受けたので,昨今は報道するようにはなってはいるが・・).一体,どういう風の吹き回しでしょう.今年の集会を,以前より報道するようになったのが「いよいよ退っ引きならなくなってきた」という至極当然なる拉致問題への焦りから出たものなら結構なことなんですが,どうも?,朝の”みのもんたの番組”などを観ていると,違う方向性でやっているような気がしました.キーワードは”日韓連携”です.
日韓連携,勿論,これが正常に機能すれば,結構なことに違いありません.しかしながら,NHKについても云えることなんですが,日本のメディアは概して,韓国のやることを無批判に取り入れすぎるきらいがあることに不安が残ります.シンプルに云えば,”マンセー”というやつですね.筆者も所謂”嫌韓派”ですが,それは飽くまで是々非々です.良識派というか,日本を肯定的に捉えてくれる韓国人まで嫌う,”狭隘な排外主義”には与しません.日本のメディアはこの辺りの見極めを,様々な理由で誤魔化すからmumurさん等のウオッチャーに叩かれるのです.
話が脱線してしまいました.理由はどうあれ,こと拉致に関しては結果的に報道が増えたことは喜ばしいことです.
しかし問題は直前エントリーにも書きましたが,韓国の家族会が”親北派”と”反北派”に分裂して存在していることです.親北派は与党ウリ党の方針を支持しており,反北派は野党ハンナラ党の方針を支持しています.要は前者が左派で,後者が右派といったところでしょうか.反北派の家族会は28日の集会にもハンナラ党と共に参加していましたが,親北派の家族会は上の方針の違いから出席しておりません.めぐみさんの夫とされる金英男氏の家族は親北派に属しているそうです.
これらのことから最新ニュースを観ると,日韓連携に向けての不安材料が色々と出てきます.



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以下,関連ニュースです(抜粋).

金英男さんの母と横田早紀江さんが初対面

一方で、崔さんが、英男さんと孫のキム・ヘギョンさんに会うため、「一緒に北朝鮮に行きましょう」と声を掛けると、これまで北朝鮮を訪れない方針を貫いてきた早紀江さんは、複雑な表情を見せた。

金英男さん家族ら 安倍官房長官と面会

面会後、安倍官房長官は「金英男さんのご家族も、長い間苦しみの中にあった。これから大切なことは、しっかり日韓でこれを機会に協力していくこと」と述べた。

金英男さん家族ら 国会で日韓連携を訴え

一方、金英男さんの姉・金英子さんは、北朝鮮に会いに来てほしいと誘われた場合の対応について「私たちは会いたいと思います。そして、会いに北朝鮮に行きます」と語った。これに対し、横田さん夫妻は北朝鮮の策略にはまる恐れがあるのではと強い懸念を示した。


筆者は金さん親子を非難する資格などありません.もし,北からそのような誘い(罠だが)があった場合,金さんが訪朝することに阻むものはありません.しかし,中途半端な日韓連携により,横田夫妻が行動を共にされるのだけは明確に反対します.無論,横田夫妻は聡明な方々ですし,家族会の方針にも反しますから,その手には乗らないでしょう.さて,ここで憂慮されるのは先のメディアの動きです.政府と共に日韓連携を謳い,拉致問題解決のための方策の一つとして可能性を削ぐべきでないとか,上手いことを云って世論を煽ることは十分に考えられます.まぁ世論がしっかりしていればいいのですが,5..22の第二回訪朝時におけるバッシングを見るにつけ,やはり不安が拭いきれません.
現状で,北が拉致に対して真摯な対応を取ることなど考えられません.従って,北での面会セッティングには狡猾な意図が潜んでいるわけですから,それに乗ってしまったら,まず間違いなく幕引きに向かわされます.このような日韓連携など,絶対に採ってはいけません.其処をよく見極める必要があると思います.
以前の拙エントリーでも危惧しておりましたが,題名の通り,本当に杞憂に終わって欲しいとは思います.
ぼやきくっくりさんでも,同様のことを心配しておられます(日韓拉致被害者家族の温度差).

また、もしこれを言ってしまうと、逆に早紀江さんに対して「英男さんのお母さんの気持ちも考えてやれよ」というバッシングが起こってしまうんじゃないか?と、そういう懸念も私は感じたりするんです。
 日本人と韓国人、それぞれの立場の微妙な違い、今後その部分を北朝鮮は狡猾に突いてくることでしょう。 
横田さんだけでなく、他の家族の皆さんもつらい立場に追いやられることがこの先、起こってしまうんじゃないか?拉致被害者全体の救出活動が後退してしまうんじゃないか?と、今から心配でたまりません。


同意いたします,筆者も心配でなりません.
先日,救う会副会長の西岡力氏(国際基督教大学教授)がチャンネル桜の番組ゲストで出演された折りに,先の民団と総連の和解は結果的に金正日が親北派の民団中央に命令してやったものと分析されていました.ところが,民団の地方には根強い反北派がいますので,報道されているように新潟や長野などの支部は反対表明しているわけです(民団は中央と地方,独立した組織だそうです).拉致問題もこれと似た構図になりつつあります.準えれば,拉致問題における世論は民団地方になりますが,果たして民団地方のように真贋を弁えた世論になってくれればいいのですが・・
西岡氏は日韓連携について,韓国右派(反北派)を上手に取り込まなくてはならないと仰っていました.その通りだと思いますが,現状では政府与党はあの親北のウリ党です.日本のメディアに親北と反北の区別を付けるような良識を期待していいものかどうか?,疑問といえば疑問です.
デジタルディバイドのこちら側と向こう側なんて言葉がありますが,一般世論は可成り改善されてきたとはいえ,まだまだ大部分は”向こう側”でしょう.それを植え付けているメディアの責任は大きいわけですが,少なくとも拉致問題に限っては決してマイナスの方向性にレールを引かないようにして欲しいですね.
今後,危ない動きが出てきたら,また採り上げるつもりです.



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