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次期首相候補二者の短評


次期首相候補である麻垣康三のうち,福田元官房長官と麻生外相がそれぞれの外遊先で発言を行っている.まずは福田元官房長官の以下の発言.
福田元官房長官、OBサミットで「寛容の精神」強調
【スウェイメ(ヨルダン西部)=穴井雄治】自民党の福田康夫・元官房長官は3日(日本時間同日)、ヨルダンで開かれた「OBサミット」(インターアクション・カウンシル)でイスラム社会などをテーマとする分科会に出席し、「人間の尊厳、非暴力、正義の徹底、寛容、相互の尊重などの考え方は普遍的な価値を持つ。
今のイスラム問題やイラク問題には、そうした考え方で対処すべきだ」と訴えた。

嫌味抜きで,非常に素晴らしい発言だ.それが出来たらどんなにいいだろう・・と本気でそう思う.だが,とても本気で言っているとは思えない.
因みに,OBサミットとはこういう会議らしい.故福田赳夫元総理が1983年に提唱し,世界の大統領・首相経験者らが集まって,人類が直面する諸問題を話し合うという非常に有り難いが,単なる左翼的自慰会議の一種だ.去年の会合では,あの猪口男女共同参画担当大臣も出席して,議長報告の中で“Human rights are the possession of all people including future generations”(人権は未来の世代を含むすべての人の所有物である)との,これまた有り難いご託宣を宣言している.こういう方々には人権は天から与えていただいている所謂,天賦人権説という概念はなく,飽くまで人権は人間が本質的にもつ所有物であるとしている.簡単に云えば,そこに宗教的概念はなく,”宗教的情操の涵養”もへったくれもない非常に傲慢で慎みのない考え方だ.
話を福田氏に戻すと,要するにそういう趣向の会議なのだ.ほぼ100%の人が否定はしないが,実現はほぼ不可能という代物の発言だったということ.しかも,イスラム問題やイラク問題でこれを用いて対処せよとはお花畑にもほどがある.こういう人が次期首相候補とは恥ずかしい.きっと,福田氏にとって寛容と迎合及び隷属は同義なんだろうなぁと対中発言などを観ると思えるし,またこれが一時的な安静,しかも見せ掛けの平和しかもたらさないと云うことも分からないのだろうとも思えてくる.福田氏は次期総理になるよりも,パレスチナ紛争地域や前々エントリーで言及したダルフール地域で,ボランティアとして何年か修行することをお奨めしたい.きっと,もっと現実的思想をもって帰ってくるはずだが,それでも上記と同じ発言が出来たら,筆者は総理より格上の偉人として尊敬してさし上げます.



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次に,麻生外相の以下の発言.

麻生外相が米で講演、中国民主化の必要性訴える
【ワシントン=尾山宏】 麻生外相は3日午後(日本時間4日午前)、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で、東アジアをテーマに講演し、中国の民主化の必要性を訴えた。外相は「わが国は、中国経済の躍動から最も恩恵を受けている国の一つだ」と中国の経済発展を歓迎した。
その一方で、中国の政治体制に関して、「(アジア各国の)先見の明のある指導者は、自国の国民に投票箱や市場での選択の自由を与えることが最善だと気づいた」と述べ、共産党一党独裁体制をけん制した。
中国国内の貧富の格差や環境問題、軍備増強が周辺国の懸念事項になっていると指摘し、「中国が民主国家になることは将来不可避な道だ」と語った。
外相はまた、東アジアでの日本外交の目標として、民主主義、市場経済という普遍的価値を広げることや、偏狭なナショナリズムの排除などを挙げた。


「壊しただけ」「国民に不安」=小泉改革の問題指摘-麻生外相
【ワシントン3日時事】 麻生太郎外相は3日午後(日本時間4日未明)、ワシントンの戦略国際問題研究所での講演後の質疑で、小泉純一郎首相が進めてきた構造改革について「自民党をぶっ壊すという名の下に、既得権益を破壊したが、その後にどういう家を建てるかという新しいデザインは示さなかった」と述べ、問題があったとの認識を明らかにした。

福田氏に比べ,麻生氏の発言は非常に現実的で,上手くオブラートには包んでいるが,誰でも最大の問題だと思っている中共の一党独裁を非難している.しかも,左翼メディアの喜びそうな”偏狭なナショナリズム”というタームを入れてくれている.換言すれば,健全なナショナリズムをもちましょうということだろう.2番目の発言は小泉一派の改革が明確な論理と倫理観に基づかない只の破壊で,その後の再構築まで困難な状況にしたことを非難したものだと思っている.小泉政権,最大の功績と云われる”橋本派の破壊”とて,筆者は非常にパーソナルな理由に基づくものだと思っている.たまたま,それが橋本派だったというだけのこと.
こうして観ると,こと外交だけでも福田氏,麻生氏の考え方の違いはほぼ対極的であり,将来の日本にとってどちらがより国益に適うかを考えれば,自ずと答えは見えてくる.筆者は迷わず,麻生氏を次期首相にしたい.
ここで当然,未だ人気ダントツの安倍官房長官が入ってくるわけだが,歴史観や国家観の素晴らしさはあるものの,今のところ,小泉枠から抜け出せない臆病さを減点して,ペンディングにしてお茶を濁すことにする.



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