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心を態度にすり替える欺瞞

前エントリーに続いての教育基本法改正案の問題.妥協案決定直後には何とかミニマムは守られたかなとも感じたが,やはり納得できない.
「伝統と文化を尊重し,それらを育んできた国および郷土を愛する.他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養成する」
ではなく,
「伝統と文化を尊重し,それらを育んできた国および郷土を愛するとともに,他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養成する
だったようだ.

要するに,尊重する態度,愛する態度,寄与する態度のオンパレード.態度とは普通に考えれば,”身振り”,”素振り”,”様子”を意味している.だとすれば,心はなくとも態度だけ取り繕うことが可能な解釈となる.
日教組辺りはこんな内容でも,表向きは反対のようだが,内心はどんな解釈で骨抜きにしてやろうかをすでに考えていることだろう.自民党がこの改正に着手した偽りのない動機,そして本心は戦後,まさに日教組をはじめとした左翼教育の蔓延に危機を感じたからではないのか.やはりどう考えても,自民党は目先の利益に囚われてオガミヤなんぞに妥協するべきではなかった.

すでに自民党からこの妥協案に対する批判が噴出しているようで,今一度期待したいところだ.また教育基本法改正のための超党派の議員連盟(平沼赳夫会長)役員による検討会では,この妥協案は看過できないとの一致が為されたようである.これは西村眞悟代議士の”眞悟の時事通信教育基本法改正の動きについて”に詳しいが,氏は以下のように仰っている.

例えば,卒業式で左翼教師が生徒に国旗・国歌を尊重する「態度」をとらせるが、平素は国旗・国歌を無視する「心」を教え続けることも,「教育の目標」に適合することになるではないか。


これは全くその通りで,心を態度ですり替える欺瞞に外ならないだろう.
それともう一つ,許せないことは「教育は不当な支配に服することなく・・」という10条条文のフレーズを削除しなかったことである.左翼勢力はこの条文を盾に文字通り,”不当な介入”を行って,これが一方的で行き過ぎた人権教育等の温床になっていることは周知の事実であったはずだ.これに関連して中日新聞(東京新聞)の社説(抜粋)
現行法では、前文で「個人の尊厳」や「真理と平和を希求する人間の育成」などがうたわれている。改正の前文案でもこれらの理念は引き継がれているというが、この理念が教育現場で実践されていれば、いま社会問題となっているいじめや虐待、拝金主義などの問題は克服されていよう。
改正する前に現行法の理念を実践することが先である、ともいえる。


やれやれ・・・,馬鹿なのか寝惚けているのか.その”個人の尊厳”をスーパー拡大解釈して”不当な介入”を行い,公道徳を軽視してきたのは何奴だ.公を重んずる道徳心は”色んな考え方があっても良い”的な個人の尊重精神とは異なるものだ.これを子供達にしっかり教えないから,いじめや虐待,拝金主義などが横行するのではないのか?,主張が全く矛盾している.道徳教育にこそ,本当の人権教育や平和教育を行う鍵が隠されているのではないだろうか.この辺りにメスが入らなかったことも,日教組はまたほくそ笑んでいることだろう.心ある議員の方々は,何とかこの妥協案を改良する方向に努力していただけるよう切望する.
さらに,前エントリーでも述べた”ナショナリズム”と”パトリオティズム”であるが,”毒吐き@てっく”さんでも取り上げておられる(愛国心の何が悪い?愛国心について考えてみた).本当の愛国心とは何か?,そんなに難しいものなのか?,が非常に良く分かるエントリーである.
愛国心を”あの戦争”というフィルターを通して観ざるを得ない気持ちは分かるが,そろそろフィルターを掃除しないと,その先にあるのは身勝手な”アイデンティティ”で溢れた宿無し国家である.これが周辺の危険な国家にとって,どんなに美味しい餌に成り得るか,左翼だって内心は理解できているはずだ.




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