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ナショナリズムかパトリオティズムか

今日,開かれる教育基本法改正に関する与党検討会で改正に盛り込む案を調整するらしい.以下,我が哀する?朝日の記事(抜粋).
だから,”国を愛し,大切にする心”,”万物崇敬の涵養”にすれば良いでしょうに,所詮,こういった法律内の言葉はお飾りみたいなもので,運用主体等の解釈によって,良きにつけ悪しきにつけ変質してしまうのだから.

12日に開かれる教育基本法改正に関する与党検討会で、大島理森座長が自民、公明両党間で表現をめぐって対立してきた「愛国心」の表記についての座長案を提示する。保利耕輔前座長が昨年夏に示した「伝統と文化を尊重し、それらを育んで来た郷土と国を愛し(あるいは大切にし)」とする案などを踏まえ、「国」「愛する」との表現を盛り込む方向で調整を進めている。
(中略)
焦点となっている「愛国心」をめぐっては、自民党は「国を愛する心」、公明党は「国を大切にする心」を主張。与党検討会は一昨年6月の中間報告で、「国」に国家権力や政府といった「統治機構」を含まないことを確認。それを踏まえ、保利前座長が昨年夏、文案を示した。さらに大島氏は今月5日、「国」に統治機構を含めない一方で、他国や国際社会を尊重するような表現にする座長案を提示する考えを示した。
検討会の出席者の一人は「座長案は保利氏の案を軸にするのだろう」と指摘している。  自民党は11日の文部科学部会・文教制度調査会合同会議で、当面の対応を同党の検討会委員に一任することを決めた。  しかし、自民党議員321人を含む超党派の「教育基本法改正促進委員会」(380人)は同日、大会を開催。改正案に「愛国心」または「国を愛する心」と「宗教的情操の涵養(かんよう)」を盛り込み、現行法にある「教育は不当な支配に服することなく」との表現を削除するよう求める決議を採択した。
与党検討会はこれまでに改正案に「宗教的情操」は盛り込まず、「不当な支配」については残す方針を固めている。  同委員会には「改正案をつぶすべきではない」という意見もあるが、中心メンバーの平沼赳夫・日本会議国会議員懇談会長は記者会見で、3点のうち一つでも実現しなかった場合には「反対せざるを得ない」と述べた。

 

保利氏の示した案をみると,オガミヤさんが氏の顧問就任に難色を示した経緯も頷ける.オガミヤさんは盛り込み案について,座長に一任するとしたようだが,自民案がすんなり通るとは考えられない.何らかの妥協案があるんだろうと思う.何とか自民案の理を失わないような形で一致してもらいたい.
ところで,当のオガミヤさんの幹事長代行(太田明宏衆院議員)がこの改正に絡んで以下のような発言をしている(公明党HPから抜粋).

「国を愛する心」については「大切」か「愛」か、「国」と「郷土」の定義などが問題となっていますが、直近の検討会でも「統治機構を愛するという趣旨ではない」「自国だけではなく、他国や国際社会の尊重も並列して盛り込む」ことを再確認し、表現をどうするかという議論になっています。「祖国」や「母国」ではどうか、「慈しむ」という表現ではどうかなどの提案もなされています。
  われわれは、国家主義的な「ナショナリズム」ではなく、郷土といった意味合いの強い「パトリオティズム」、「ネーションステート」ではなく「カントリー」に近い表現をすべきと言っています。親や兄弟を愛する、郷土や国を愛するという感情自体を否定するものではないし、自然に出てくることは良いことだと考えています。ただし、法律で規定することに対しては慎重に議論をしているということです。

何でこう,左な方々(私感ですよ)は不思議な横文字を使いたがるのか?あちら語の意味などどうでも良い.国を愛する心は”愛国心”以外ないだろう.法律にパトリオティズムとでも書くつもりか・・・これは郷土愛のことですとか注釈でも付けて.
もういい加減に国体や国柄を”軍靴の足音”に脳内変換するのは止めたらどうだろう.それが突き詰められると,反って共産主義の術中に嵌っていくことに気付いて欲しい.愛国心を郷土愛にすり替える浅ましい根性がみえみえだ.


また太田氏は「郷土や国を愛するという感情自体を否定するものではないし、自然に出てくることは良いことだと考えています。」と言うが,今の日教組ご推奨の教育で一体,どれだけの子供に愛国心が芽生えるというのか.ゆとり教育とやらで子供から”考えさせる智慧”を奪っているのは何処のどいつだ.
近年は学校の修学旅行で,神社・仏閣に訪れる生徒数が昔に比べて激減していると聞く(確か1/10近くだった).筆者はこうした国柄を為す日本の良き伝統・文化を教えずして愛国心が自然発生するとは思えない.こんな誤魔化しに似た言葉遊びで本質から逃げるような党が与党にいること自体,国益にとって中共の軍拡以上に脅威だと考える.
自民党にとって,政治的均衡等の現実問題もあるだろうが,将来を担う子供達の大事な課題だ,是非とも理念を全うして欲しい.

追記: ”日本の傳統(伝統)を守らう!”様がタイムリーにオガミヤさんの実態をエントリーしておられます.公明党は日本の癌,いゃ全くその通りですね

追記:結局,以下の通りとなったようだ.
「伝統と文化を尊重し,それらを育んできた国および郷土を愛する.他国を尊重し,国際社会の平和と発展に寄与する態度を養成する」

正直,かなり中性化されたような印象.解釈範囲が広く,わざと暈かすところは仕方がないのか.最終的には,やはり運用主体のやり方次第になる.日教組のアクロバティックな解釈を懸念する.

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